しゃるるの日記

2018年に亡くなった父の話、アルツハイマーの母との生活なんかを書いてみる。なんか気になったことなんかも。

父の知らない世の中

こんにちは

 

当たり前だけど、毎日生きるってのは、前進。

世の中も動き、前進する。

 

近所の、何ヶ月か前には鉄骨だったものが今では立派な外観の建物になっている。

甥っ子が危なげなく歩けるようになり、猛暑だった夏から季節はとっくに冬になっている。

 

そんな時の流れを、亡くなった父は知らない。

 

私は、新しく建った立派な外観の建物を見るたびに「ああ、これは父の知らない建物だ」と思う。

 

父が亡くなった去年の7月は土台しか無いような状態だったから、生きていたらおお、こういう建物になったのか、と見上げていたんじゃないかな。

 

災害や世界情勢、関わっていた仕事に関すること、とにかくすべてにおいて去年7月から動きがないものなどない。

私は、父は物知りだったから世の中がどう動いているのか、あの世でも気になっているんじゃないかと思っている。ま、あの世からこちらの情勢を見るなんて簡単なことなのかもしれないけど。

 

これからますます「父の知らない世の中」になっていくのか・・・と思うと少し寂しい気持ちになる。父の知っているものが無くなり、父の知らないものが増えていくということがとても残念に思える。

なんでこんな気持ちになるのか、良くわからないのだけれど・・・。

 

しかし、ま、風景は変わる。世の中は変わる。変わるは常(つね)。

なので、ひとつひとつ「これは父の知らないものだな・・・」と確認し、自分を納得させて生きていくことにしよう。