ワールドの日記

認知症の母と暮らしてます。対処方法などが参考になれば幸いです。

同行・外出してほしい

自分の持病で病院に行きたくても、母を一人で家に置いておくわけにはいかないので、一緒に外出してもらいたい時があります。ところが声掛けをすると「え~?出かけるの?いきたくない~・・・」と言われることがあります。

こういう時は「私の病院に付き合ってくれる?」とか「ちょっと街中まで付き合ってくれない?」などと言うと「いいよ」と言ってくれることが多いです。「荷物が多くなるから荷物持ち手伝ってくれない?」とか「軽めの検査があって、何かあってはいけないから一緒に来てくれない?」などと、助けてほしい!と言うサインを含めた言葉を投げかけると、事がスムーズに進むことが多いです。

本当は荷物なんかなくても、本当は検査なんかなくてもかまいません。一緒に外出できればいいのです。帰ってきてから「荷物は?」とか「検査したの?結果は?」などと聞かれることはまずないと思います。私はそれよりも、この外出時を使って母に歩いてもらいます。普段はバスや電車や地下鉄で移動しているところを、わざと歩きます。歩きながら花が咲いてるね、とか、古めかしい建物だね、とか、車気を付けて、などと声掛けしながら歩き、脳への刺激を意識します。

 

 

高齢になると、外出したくても天候や気温、湿度、風の強さなどで出かけるのが難しくなります。なので外出した時はチャンスととらえます。歩数を稼ぎ(スマホのあまりあてにならない万歩計を参考にして)、頭を使わせ、体を疲れさせて、夜にぐっすり寝てもらう作戦です。