ワールドの日記

認知症の母と暮らしてます。対処方法などが参考になれば幸いです。

足音を聞く

認知症の母は、「危険なこと」「あぶないこと」は忘れていないようで、例えばアイロンの熱い面を下にしたまま長時間置いておいたりすることはありません。

が、唯一、ガスの始末だけは忘れます。以前、自分で沸かそうと火にかけたやかんのお湯が長時間沸騰状態で、私が気が付いた時にはやかんの底が焦げる寸前でした。

これを機会に、家の中で母のそばを離れる時は、30分に1回は母のいる場所に戻り、危険因子がないかどうかをチェックすることにしています。特に1階と2階でそれぞれ別の階にいるときは要注意です。

 
 
母がいる部屋の隣の部屋で私が自分のことをしているときは、足音を参考にしています。居る階が違う場合もこの方法を使って母の動きを読みます。
 
基本的に母は家の中が好きで、新聞を読んだり、テレビを見たり、お昼寝をしたりと座っていることが多く、家の中を派手に動き回ることは少ないです。そんな母が足音を立てるときはだいたいトイレに行くか、お茶を入れようとガスに火をつけるかの場合が多です。
足音が聞こえたら耳を澄まし、扉が開く音がすれば「ああトイレに行ったんだな」と判断し、うろうろするような足音が聞こえればお茶を飲みたいとか何か食べたいなどがあるんだな、などと考えて、近くに行って「何してるの~?」と声掛けをし、手伝います。