ワールドの日記

認知症の母と暮らしてます。対処方法などが参考になれば幸いです。

動けるチャンスは何でも使う

私が お茶を飲みたいと思ったときは、母に声をかけます。

お茶入れ一つでも頭に刺激が行くのではないかと思います。必ず立たないと淹れられず、ただ「立つ」こと一つ取っても、普段ぼーっとしていることが多い母にとっては動くチャンスなのです動けるときは動いてもらいます。

 

 

 

母はお茶を入れようと立ち上がり、やかんに水を入れ、ガスをつけます。ガスをつけたら沸騰するまで待ちますが、その待ち時間の間に母は「自分がお茶を飲むためにガスをつけた」ことをすっかり忘れます。そのまま椅子に座って新聞の続きなんかを読み始めたりすると、やかんが焦げます。

 

そもそも、お湯が沸くまでにやっておく「急須や茶筒の用意」も忘れています。収納場所も忘れています。

「湯呑にやかんからお湯を注いで湯冷まし作って」と声掛けをしてやってもらい、急須に茶葉を入れてと伝え(だいたいいつもここで「どのくらいの量を入れればいいの~?」と返ってきます)冷めたころに「急須に茶葉が入っているからそこに湯呑のお湯を入れて!」と声掛けをして入れてもらいます。

名詞代わりの「そこ、あれ、それ」などと言っても通じないです。具体的に「急須」や「茶筒」と言っても複数個ある場合は「どれ~?」と選べなくなりますし、そもそも「急須って何?」「茶葉ってなんだっけ?」と言われることも多いです。

 

とはいうものの、面倒な時は私がさっさと入れて「はい、お茶~!飲む~?」と母に出すこともありますが・・・。